ザイデナと他のED治療薬との類似点や相違点
2019年09月09日ザイデナは第4の勃起不全症(ED)治療薬と言われており、バイアグラ、シアリス、レビトラに続くものとして期待されています。
ザイデナは韓国の東亞製薬から2005年に発売されました。
有効成分はウデナフィルというものです。
ただ、日本においてはまだザイデナの認知度は低いです。
そこで、既存のED治療薬との類似点と相違点を解説します。
まず、類似点についてですが、作用機序は既存のED治療薬と同じです。
簡潔に説明すると、血管内でホスホジエステラーゼ5という酵素を阻害することで、血管平滑筋弛緩作用を有するサイクリックGMPの分解を抑え、結果、血管平滑筋を弛緩させ、血管を拡張し、血流量を改善します。
これが陰茎部で起こると勃起が起こるので勃起不全症の治療薬として有効性を示します。
このように作用機序が同じであるため、副作用も類似したものが現れます。
具体的には、頭痛、顔面紅潮、鼻づまり、動悸など全身の血管が拡張したことが原因とみられる副作用が代表的なものとなっています。
ただ相違点も存在します。
最大の相違点は4剤の中で最も即効性がある、ということです。
バイアグラ、レビトラは性行為の1時間前、シアリスに関しては性行為の3時間前に薬を服用する必要がありました。
しかし、ザイデナは性行為の30分前の服用でいいのです。また持続性も持ち合わせていることも特徴です。
これまで即効性があると言われていたバイアグラとレビトラの作用持続時間は5~10時間程度でしたが、ザイデナは20時間も効果が持続します。
つまり、多少飲むタイミングが早くても問題なく使用できる、ということです。
このように使用するタイミングを柔軟に変えられる点は大きなメリットです。